オーディオレベルメータの復活
Update : 2011/7/4
復活シリーズ第二段で最終回(笑)。 高校生くらいのときかな。 おこずかいをためて買ったエレキットの「オーディオレベルメータ」。 プラケースに入れてあったのを動かしてみると、おー、ちゃんと動く。 という事で今回、きちんと金属ケースに入れてみました。 が、思わぬ不具合に遭遇...
発掘したのオーディオレベルメータ。 ちゃんとプラスチックのケースに組み込んであったのですが... きちんと動作するのか、20年ぶりに電源を入れてみました。 おー、入力する音楽に合わせてLEDが光りました。 よくあるオーディオのレベルメータとは逆で、レベルが高くなると右から左にLEDの光が伸びます。 しかしプラケースなので光漏れとかあって、あんまりカッコよくないなぁ。 余談ですが、レベルメータの下にあるのは鎌ベイアンププロです。 小型なわりに結構良い音がしますね。
さて、どのような接続にしようか、と考えた結果、左図のようにしました。 クリックすると大きく表示します。 PCとPCスピーカの間に挿入できるよう、ミニジャック入力。 オーディオ機器にも使えるようピンジャック入力。 そしてそれを切り替える入力セレクタスイッチ。 そして電源入力、電源スイッチと電源LED。 電源、音声入力はそれぞれスル―出力を設けています。
いよいよ作業開始! 買ってきたケースにハンドドリルで穴をあけ、リーマーでさらにガリガリ。 ちゃんとセンターポンチを使っているのですが、どうしても位置がズレます(笑)。 まぁ誤差範囲、という事でOk。 LEDメータ用の前面の大きな角穴はハンドニプラでガシガシと。 が、カットする場所を間違えて、予定より大きな穴になってしまいました。 まぁ大は小を兼ねる、という事で(笑)。 そんなこんなで最後にバリを取って、ケース加工完了です。
加工したケースに基板、ピンジャックなどの組み込みです。 最初のプラケースのでは音が大きいほどLEDの点灯が右から左に伸びるのですが、オーディオ機器は左から右に伸びるのが多いので基板をひっくり返して固定しました。 接続図に従って、電源、音声はスルー出力の経路を作成、またミニジャックとピンジャックの音声入力を切り替えできるようにスイッチを取り付けます。 電源まわりも部品の取り付けと半田付けです。 最後にLEDメータ用の前面の大きな角穴にはアクリル版をカットしてネジ留めして取り付けました。 そんなこんなでようやく組み込み完了、次はいよいよ電源投入です。
完成したオーディオレベルメータをPCとPCスピーカの間に挿入して、さっそく電源を投入してみました。 結果は... ちゃんとレベル表示するのですが、PCスピーカからブーンとノイズが... うーん。 グランドを強化したり、グランドループを切ったりするもどうにも収まりません。 ACアダプタで電源を分ければ直るので、オーディオレベルメータを動かしたときにレベルメータ側基板が何か電源ラインに悪さをするようなのですが...
パスコンを強化したり、基板のグランドをコンデンサを介してシャーシに落としたり... 色々とカットアンドトライで解決策を探っていたのですが、レベルメータ側回路図も無く、測定環境も無く、なのでちょっと限界になってきました。 基板を見た感じでは問題なさそうなのですが... という事で安易な解決策を。 ACアダプタで電源を分ければ直る、ということで内部で電源を分離することに。 という事で、さっそく絶縁型DC/DCコンバータの自作を検討したのですが... どうしても部品の購入に難があるので、結局行きつけの電気屋さんで出来合いの絶縁型DC/DCコンバータを購入して組み込みました。
安易な解決策を取ったのは心残りなのですが... ノイズも消えて無事完成しました! まぁなんだかんだ言っても、苦労して作ったセットが動いているのは楽しいもんですね。 夜な夜な、音楽に合わせて光るLEDを見てはにやにやしてます(笑)。