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DTC-59ESJの修理(断念)

Update : 2016/6/29

ソニー製DATデッキ、DTC-59ESJ。 20年くらい前に購入したのかな?
貴重な音源の永久保存用にと購入。 が、世の中の進歩とは無情な物... HDDに保存する事が当たり前になり、出番が無くなりました。
先日、まだHDDにダビングしていないテープが見つかり、久しぶりに電源を入れてみると... 蓋が開かない...
と言う事でトップカバーを開けて修理しました。


はじめに
製品 製品

製品のフロントパネル、リアパネルです。 サイドの木調部品など高級感がありますね。

リアパネルはアナログ、デジタルイン・アウトとシンプルですが、放熱板もあります。 熱対策で色々苦労しているのでしょうか?

分解
基板 基板 基板 基板 基板

サイドの木調部品を取り外し、トップカバーを外して、と。 片面基板、コアの部分だけ多層基板と使い分けていますなぁ。 ADコンバータはSONYのCXD8493P。 オペアンプはTIのNE5532やJRCのNJM4558Dが見えますね。

他社製品を見るのは楽しいなぁ。 イロイロ勉強になります。

分解 その2
トランス 基板 基板

電源部分です。 中程度のトランスの存在感があります。 コンデンサはELNA、5600uFが2発です。

後段でしょうか? レギュレータ等が見えます。 銅板?の放熱板が良いですねぇ。

分解 その3
メインユニット メインユニット

メインのデッキユニットです。 複雑なメカですねぇ。 奥にはドラムヘッドが見えます。

修理したけれど...
メインユニット

蓋が開かないのはゴムベルトが劣化して切れていたからでした。 とりあえず輪ゴムを装着してみました。 これでとりあえず蓋は空くようになりました。

で、テープを入れて再生ボタンを押してみたのですが... 音が出ない... さすがに原因を追う事は難しいので、静かにトップカバーを閉めました。 うーん、敗北...


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