エレクトリックウクレレの製作
Update : 2023/8/23
以前、「100均ミニギターの改造」を行いましたが、やっぱりちゃんとした小型の弦楽器が欲しい、と思いウクレレを製作してみました。 といっても、一から自前で製作は難しいので組み立てキットを使用しました。 が、あれやこれと部品を変えていき... そして圧電素子のピックアンプを取り付け、プリアンプも製作してみました。
購入したウクレレキットです。 Amazonで適当に安価で良さげなものをポチッと。 ただ、指板がプラスチック、というのは悲しいので、サイズが合いそうなローズウッドの指板も購入しました。
「無電力スマートフォンスピーカーの製作」で使用した「アサヒペン ジェルカラーニス」のマホガニーが余っているので、それを使用して塗装しました。 布で刷り込み、刷り込み、と4回重ね塗りしました。 なかなか良い感じに出来たなぁ、と眺めていた時、重大なことに気が付きました。 サウンドホールから見えている中側の塗装! という事で、サウンドホール周辺に塗料が付かないようにマスキングして、中側をハケを使用して黒色に塗装しました。 これでボディー側は塗装完了です。
ネック側も刷り込み、刷り込み、と4回重ね塗りしました。 木目や加工面によって若干ムラが出来てしまいますが、まぁ良い感じに出来ました。
ボディーとネックの接着です。 クランプで固定する事は出来ないので、接着剤を塗布した後、麻紐で固定しました。 傷がつかないように新聞紙でカバーして、ペグを取り付ける穴とボディー下部を紐で縛り、さらにボディー裏側に手元にあったスプレー缶を挟んでガッチリ固定。 この状態で1週間放置しました。
ボディーとネックをしっかり接着した後は、指板の接着です。 こちらは接着剤を塗布した後、クランプでガッチリ固定です。 傷がつかないように木片を間に挟んでいます。 これでまたしばらく放置です。
キットについていたペグなのですが、余りにもだったので、「100均ミニギターの改造」で使用したペグを取り外して使う事にしました。 なかなか良い感じです。
100均ミニギターにはキットについていたペグを取り付けました。 100均ミニギターを弾くことは、まぁもう無いのですが、せっかく製作した物ですのでね。
ブリッジもキットの物ではなく、Amazonでポチったちょっと良さそうな物です。 なんだかんだで、キットはボディだけ使用したという結果に... まぁせっかく作るのだから、という事で(笑)。
という事で、ひとまず完成しました。 見た目はかなり良い感じ、と自己満足です(笑)。 お次はピックアップの取り付けです。
ピックアップは定番(笑)の圧電素子です。 シールド線をはんだ付けして、補強のためにボンド付けしました。 出力側は、φ6.3の標準プラグですとやっぱり大きいのでφ3.5のミニプラグにしました。
プリアンプはネットで検索してヒットした回路をそのまま使わせていただきました。 回路図には書いてありませんが、「OUT」の後に音量調節用として50k Aカーブのボリュームを接続しています。
ケースは100均のブリキケースにしました。 コンパクトに収まりましたが、ちょっとボリュームの位置が上過ぎました(笑)。 簡単な回路ですが、効果抜群で、トーンコントロールの効きも良い感じです。
プリアンプですが、LEDとボリュームの位置がどうにも気に入らなかったので、加工をやり直しました。 で、作り直したのですが、やっぱりバランスがイマイチ。 センスないです... ただ、新しく購入した工具でバリ取りが上手く出来たので良しとします(笑)。
一応完成に近づいたのですが...ハイフレットの音程が合わない... という事で、チューナーとにらめっこしながらブリッジの位置を調整して「なんとか許容範囲かな」と思える位置に固定出来ました。 なかなか難しいです。 しかし新しい弦はすぐにチューニング狂いますね。 何はともあれ、これで完成です! 気が向いたらこれを使って自作曲を宅録するかもしれませんが(笑)。