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ケルトン式サブウーハーの製作

Update : 2017/7/24

小型スピーカを作っているとやはり低音が気になります。
そんな時、ケルトン式のサブウーハー、と言うのを知ったので、ちょっと作ってみました。
さて、どんな音になるでしょうか。


部材
部材

スピーカーは何時だったか、だいぶ前に購入して眠っていたもの。 ちゃんと動くかなぁ?(笑) それと余っていたワンタッチターミナル。

ボックスはいつも通りの100均の木製の小物入れ(笑)。 というか、100均でこれを見つけて作ろうかな、と思ったのでした。 スピーカ取付けのバッフル板は同じく100均で購入したMDF材です。

密閉型エンクロージャー
密閉箱 密閉箱

まずはスピーカーボックス側から製作。 100均の木箱にはターミナルを取り付ける穴を開けます。 MDF材は木箱と同じサイズに切って、スピーカを取り付ける穴を開けます。

穴あけが終わったら塗装。 十分乾燥したら部品を取り付けます。 最後に配線して完了です。 一応内側には吸音材代わりにフエルトとクッション材を貼り付けておきました。

この状態で一度確認の為、音を出してみましたが、なかなか良い感じで鳴ってます。 バッフル板とボックスのボンド付けが終わったら、一度測定してみようかなぁと思います。

密閉型スピーカーの測定
密閉型スピーカー周波数特性

と言う事で、測定してみました。 7.4KHzくらいに急峻なディップがある以外はなかなか良い特性です。 サブウーハーにするのがもったいないくらい(笑)。

空気室の製作
空気室 空気室

お次は空気室の製作。 ダクトは塩ビパイプで内径2.2cm、長さ6.8cmです。 100均の木箱の内側サイズは5.8X7.0X13.0cmなのでここで計算してみると、共振周波数は161Hzでした。

木箱に直径2.2cmの穴を開けて、そこにスーパーXで塩ビパイプを接着しました。

最後に仕上げの塗装。 スピーカーボックスは黒色ですが、こちらは茶色にしてみました。 と言うか黒色のスプレー塗料、使いきったので(笑)。 ツートンカラーです。

仮測定
仮特性 空気室

空気室の塗装とボンドが十分乾燥したので、スピーカーボックスと接着する前に輪ゴムでとめて仮測定してみました。 低音は出ていますが、中高域が凸凹しています。

最終的にはアンプ側で高域カットする予定なので、放っておいても良いのですが、一応内側に吸音材代わりにフエルトとクッション材を貼り付けておきました。

完成
ケルトン式サブウーハー ケルトン式サブウーハー

いよいよ最後の工程、スピーカーボックスと空気室との接着です。 隙間が空かないようにしっかりと接着します。 そして、しっかり乾燥したら出来上がり。 なかなか立派なボックスが出来ました。

ケルトン式サブウーハー周波数特性

そして最後に特性の測定。 小型ながらしっかり低音が出ていますが、やっぱり中高域が凸凹しています。

2chスピーカ+サブウーハー用のアンプを並行して製作中なのですが、はやく組み上げて、今まで製作したスピーカと合わせて鳴らしてみたいものです。


©みぞ