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無電力スマートフォンスピーカーの製作

Update : 2022/6/11

以前から作ってみたかった、スマートフォン用の音声増幅装置。
蓄音機風を目指したのですが、何だか大きくなりすぎました(笑)。


本体の組み立て
本体 本体

まずはスマートフォンが入る本体の製作。 今回は「ファルカタ」という材料です。 木材のようですが、マメ科の植物だそうで非常に軽量で加工しやすいです。 スマートフォンはカバーしたまま入れたいので、ちょっと大きくなりました。

自分の加工精度の悪さから隙間がたくさん出来たのでパテで沢山埋めました(笑)。

塗装
塗装 塗装

今回使用した塗料は「アサヒペン ジェルカラーニス」という布で刷り込むタイプです。 色はマホガニーにしました。 布で刷り込む、と言う事もあり、ムラはあまり出来ないですが、重ね塗りは必須で、結局4回重ね塗りしました。 まぁ乾燥時間は6時間程度で良いようなので、休みの日にちょっとづつ刷り込んで、2週間程度で完了しました。

なかなか良い色です、と自画自賛(笑)。

ホーンの組み立て
ホーン ホーン

大昔に製作したホーンスピーカーと同じく、塩ビのL字パイプと紙筒、そして100均で購入した漏斗を材料に組み立てます。 塩ビパイプと紙筒は塩ビパイプ用接着剤でガッチリくっつきました。 塩ビパイプと漏斗は全くくっつかないのでスーパーXで接着しました。 またホーン固定用にMDF材でパーツを作って、接着しました。

接着後はミニ万力で固定して放置。 ガッチリと固まれば組み立ては完成です。

ホーンの塗装
ホーンの塗装 ホーンの塗装

組み立てたホーンの塗装。 ちょっと風が強かったので風向きを考えながらスプレーでプシューと外側を2回重ね塗り。 乾燥後、ホーンの内側を塗装しました。

と言う事で、なかなか良い感じに仕上がりました。

固定台
固定台 固定台 固定台

本体にスマートフォンを装着するための固定台です。 スマートフォンはカバー付きなのでちょっと形が複雑になるので、まずはお菓子の空き箱をチョキチョキと切って作ってみました。 装着して調整して、と試行錯誤したのちに、薄いべニア板と角材で作りました。

バッチリ塗装して完成です。 将来の機種変更も考えて、本体にはめ込むだけにしておきました。

完成!
完成

塗装が終わったホーンと本体を接着して完成! なんだか思ったより大きくなってしまいました。

これを見た息子が「なにこれ、電話機?」と言いました。 まぁ、スマートフォンを中に入れるので、確かに電話機なんですが(笑)。

測定...残念な結果
完成 完成

スマートフォンを装着するとこんな感じです。 ちょっと大きくなりすぎですが、まぁ悪くはない外観です。

...ですよね?(笑)。

特性 特性

スマートフォンでスイープ音源を再生して、1mほど離れた位置で録音して特性を見てみました。 左上がスマートフォンそのもの、下がスマートフォンを今回のスピーカに装着した時の特性です。

スマートフォンそのものはちょっと耳に痛い音でしたが、今回のスピーカを使うことによって低域側にシフトし、幾分聞きやすくなりました。 しかし思ったより特性がデコボコなのが残念です。 音量も上がりませんでした。 なかなか難しいですね。

という事で今回の製作はこれでオシマイです。


©みぞ