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Studβ 改造 その6

Update : 2018/10/22

完成したStudβですが、マグネティックピックアップ部分がデカい。
と言う事で、ピックアップ探しの旅は続く(笑)。 さて、どうなることやら...


圧電ブザー
圧電ブザー

よく目にする圧電ブザーを分解してピエゾ素子をピックアップにする方法。 周波数特性的にベースには厳しいかな、と思いつつ、一度はやってみたかったので、トライしてみました。

物は、たぶん私が中学生くらいの時に購入したブザーです。 買って満足したんだな、きっと(笑)。

圧電ブザーピエゾピックアップの製作
ピエゾピックアップの製作

ケースをガシガシ破壊して、中のピエゾ素子を取り出します。 ちょっとこのままでは大きいので、Studβのブリッジの幅に合わせてカッターで切りました。

ピエゾピックアップの製作

シールドケーブルを半田付けします。

ピエゾピックアップの製作

熱収縮チューブで覆って完成です。

で、音出ししたのですが... 予想通りカリカリの低域が無い音でした。 これはちょっと使えないな、と言う事で終了〜。

「Underwood」用土台
Underwood用土台

もう一度「Underwood」に挑戦してみました。 前回は使わなくなった駒を切って挟むようにしたのですが、今回はべニア板を貼り合わせて土台を作ってみました。

べニア板の厚みがちょうど良い感じです。

取り付けて音出し
Underwood用土台

取り付けて音出しをしてみました。 おぉ、前回と違い、なかなか良い音がします。 接触面積が大きくなったので、しっかり音を拾ってくれるようになったからでしょうか?

ただ、低域が弱いです。 なので「The Realist」も取り付けてはミックスしてみたところ、おぉ、今まででベストな音となりました。

塗装
Underwood用土台

予想以上に上手くいったので、土台をヤスリで削って綺麗に形を整え、塗装しました。 色は赤です。 この写真だとピンクのように見えますが(笑)。

黒いStudβにワンポイントアクセント、と言う感じを狙ってみました。

取り付けて完成!
Underwood用土台 Underwood用土台

しっかり塗装が乾いたら、取り付けて完成です。 少しケーブルが飛び出しているので、保護用にコの字金具を取り付けました。

最後に「The Realist」と「Underwood」をミックスした音をPCMレコーダーで録音してみました[♪]。 取りあえず、これが現状のベストかな、と思います。

マグネティックピックアップ
マグネティックピックアップ フリスクとピックアップ

Amazonを徘徊していると、価格が安いわりに評判の良いピックアップを発見。 アコースティックギター用なのですが、試しにと思いポチッと(笑)。

で、すぐに到着。 外見はなかなかしっかりした作りなのですが、このままだとStudβに取り付けにくいです。 と、思っていた時にピッタリなケースを発見しました!

フリスク!!(笑)。

分解
フリスクピックアップ

と言う事で、さっそく分解しました。 表側から見える金色の部分は...ただのボール紙でした(笑)。 中身は細長いマグネットとその周りを細いエナメル線のコイルです。

外側の金属ケースがシールドアースになっており、ガッツリ半田付けされていたので、そこも外して分解完了。 エナメル線が細いので取扱いに注意が必要です。

フリスクピックアップの製作
フリスクピックアップの製作

次はフリスクケース側の加工。 ケースの色が黄色になっているのは気にしないで下さい(笑)。

元の製品は外側の金属ケースがシールドアースになっていたのですが、フリスクケースは樹脂... と言う事で、シールドアースとして基板自作用の生基板を購入してフリスクケースにはまるようにカットしました。

またフリスクケースをStudβに固定するために3か所に穴を開けました。 ホントは4隅全部が良いのですが、1ケ所はケーブルの出口になるので断念しました。

フリスクピックアップの製作

フリスクケースは黒で塗装。 シールド用基板にコイルの片側とプラグのグランド側を半田付けしました。 熱が逃げるので苦労するかな、と思ってましたがアッサリ完了。

最後にすべてのパーツをケースに収めます。

フリスクピックアップの製作

フリスクピックアップの表側は、元の製品と同じように穴を開け、裏側に金色のボール紙を張りました。 見た目、ちょっと高級なピックアップと言う感じです(笑)。

取り付け用金具
フリスクピックアップ取り付け

今回は軽量化もしたかったので、アルミ板を曲げて取り付け金具を作成しました。 当て木をしてゆっくり曲げていき、予想以上に良い感じで出来ました。 と自画自賛(笑)。

青い部分は振動抑制のために貼り付けた、100均で買ったフエルトです。

完成!
フリスクピックアップ取り付け フリスクピックアップ取り付け

最後に本体に取り付けです。 ピックアップ側はどうしても出っ張るので厚さ1cmほどの木材を挟んでいます。 取り付け用ネジ穴は、前回作成した鬼目ナットをそのまま利用しています。 そんなこんなで取り付け完了!

当然ながらこのピックアップは1,2弦の音しか拾わないので、低音側は「The Realist」を使用します。 で、それぞれをミックスした音をPCMレコーダーで録音してみました[♪]。 これも良い感じなのですが、ノイズがあり荒っぽいのと、1弦と2弦の音量バランスがちょっと悪いです。

コンパクトにしたいと言う思いもあり、当面は「The Realist」と「Underwood」のミックスで行こうかと思います。


©みぞ