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和紙スピーカーの製作

Update : 2019/8/7

ずっと前に買った100均のミニスピーカー。
どこまでパワーアップ出来るか、ちょこっとやってみました。


100均のミニスピーカー
100均のミニスピーカー 周波数特性

ずっと前に買ったので、もう入手不可能な100均のミニスピーカー(笑)。 ミニスピーカー、と言うだけあって、音量があんまり出ません。

まずは簡易的に周波数特性を測ってみました。

材料
和紙の葉書 その他材料

材料は、キャビネットとして100均で購入した木の小箱。 スピーカーを固定する木の丸棒。 そして、新しく振動版になる和紙の葉書です。

今回の製作では葉書が一番高かったです(笑)。

スピーカーボックス
スピーカーボックス スピーカーボックス

100均で購入した木の小箱の底から丸棒を立てて、その先にスピーカーを固定します。 丸棒の長さはスピーカーの振動板が箱から出るか出ないか、くらいにしています。 なんだかタイムドメイン理論のようですが、そんなことは無いです。 と言うか、あんまり深く考えてません(笑)。

背面は丸棒を固定するネジと、小型のスピーカー端子です。 で、箱の前面に和紙の葉書を張り付けて、これが振動板になるようにします。

吸音材
吸音材

和紙の葉書を張り付ける前に、中に吸音材を色々入れて音を聞き比べました。 結果、そんなに明確に違う音にはならない、という感じでした(笑)。

と言う事で、箱の底面にちょっとだけ入れました。 スピーカーの配線のビビりを抑える役割も兼ねてます。

接着
接着

和紙の葉書を木箱の大きさに切って、木工用ボンドを縁に塗布して接着します。 スピーカーの振動板と和紙を接着するかは、迷いましたが接着する事にしました。

で、上から重しを置いて一晩放置します。

完成
和紙スピーカー 和紙スピーカー

無事くっついて完成! 今回は手抜きで、塗装は全くしていません。 素材をそのままにって事で(笑)。

軽く音を出してみましたが、音量アップしています。 でも限界値が低く、すぐにディストーションサウンドになります。 まぁそのあたりは100均スピーカーユニットの限界って事でしょう。 低域も出ないですねぇ。

周波数特性
周波数特性

簡易的に周波数特性を測ってみました。 うーん、高域のデコボコは綺麗になったのですが、低域が全然無くなってます。 これはちょっと残念な結果です。

ポート追加
ポート追加 ポート追加

ちょっとこのままでは残念なので、バスレフポートを取り付けてみました。 上面に穴を2個あけ、D.I.Y.なお店で購入した木管を5cmに切って、接着しました。

少しは効果があるでしょうか?

周波数特性(ポートあり)
周波数特性 周波数特性

上がポート1つのみを有効にした時の周波数特性、下がポート2つとも有効にした時の周波数特性です。 残念ながら改善は見られませんでした。 やっぱり適当にやってみただけではダメですねぇ〜(笑)。

と言う事で、これにて終了!

塗装
塗装

別件で木工作品に塗装、ニス塗りをする機会があったので、せめて見た目だけでも、と思い塗装、ニス塗りをしてみました。

やはりきちんと塗装すると違いますね。 良い感じに仕上がりました、と自画自賛(笑)。


©みぞ