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iPodのHDDをSDカードに換装

Update : 2014/6/25

よくあるiPodのSSD化とかCF(Compact Flash)化とか言う改造です。
CFはビット単価が高いのでCF-SD変換をかませて128GBのSDカードにしてみました。


iPodと部品
iPod and Parts

iPodは「iPod with color display」と言われる第4世代のモデルです。 HDDは60GBなのですが、もう満杯。 それ以外は何の問題もなく動いています。

HDD-CF変換基板はこの手の改造の定番、世田谷電器の上野毛「AR-IDE1CF500」。 TOSHIBA1.8インチHDD互換のタイプですね。

CF-SD変換は、DeLOCKのSDXC/SDHC/SDカードをCFカードTypeIIに変換するアダプター。 もう少し安いのもあるのですが、そちらは容量の上限があったり。 これは2TBまで(笑)。

分解
Open Open

ネットでしっかり調べて、傷つけないように、と慎重に作業するも...全然ダメ。 だんだんイライラしてきて...結局ドライバで無理やりこじ開けました。 むー。

でもまぁ、ほかも傷だらけなので別に良いでしょう。 無事、第一段階クリア。 FFCケーブルに注意してっと。

HDDの換装
Replace Replace

いよいよHDDの換装。 っと、その前に、Dockコネクタ横のコネクタを外します。 これ、バッテリーからきている線で、これを外さずに作業すると、通電中に部品を取り外す事になるので、最悪壊れてしまうかも。 と言う事で、取り外そうとするも、ロック付きっぽくなかなか外れません(笑)。

なんとかコネクタを取り外した後は、蓋側からのFFCケーブルも外し、最後にHDDを取り外します。

で、ここからは取り付け。 まずは試し、と言う事で、16GB SDカードをCF-SD変換に挿し、さらにそれをHDD-CF変換基板に取り付けた後、iPodと接続。 iPodのFFCケーブルについているコネクタとHDD-CF変換基板のピン数が異なっていたのでビックリしたけれど、、iPod側のコネクタにガイドがあるので、迷うことなく取り付け。

で、ショートしないようにしてから蓋からのFFCケーブル、最初に外したバッテリーからコネクタを取り付け。

動作確認と復旧
Validation

いよいよ動作確認。 電源が入ると、リンゴマークの後、フォルダーにビックリマーク、そしてご丁寧にサポートのURLが出て来ます。 PCに接続、iTunesを起動すると...無事iPodを認識。 「復元しますか?」と聞いてくるのでもちろんOk。 で、すべて上手くいくか、と思ったら...復元失敗と。 なんでーと思ったが、すぐに理由判明。 SDカードをフォーマットしてなかった。

SDカードをフォーマットして、再度挑戦。 で、無事復元成功! アクセスランプが怪しく光ってます(笑)。

128GB SDカード
SD Card iPod 128GB

いよいよ最終段階。 購入した128GB SDカードは「SUPER TALENT」製。 Amazonで6800円。 ずいぶん安くなりました。

フォーマット済なので、そのまま取り付けiTunesで復元を試みる。 結果は...大成功! 無事128GBのiPodになりました。

取り付け
Validation Validation

HDD-CF変換基板をしっかり固定するために、手元にあったスポンジをはさみでチョキチョキ。 カット&トライで適当に形を決めた後は両面テープで接着。 これでしっかり固定する事が出来ました。

アクセスランプ
Access Lump

せっかくHDD-CF変換基板に青色LEDのアクセスランプがあるのだから、と外から確認できるようにしてみました。 iPodのケースにガリガリとドリルで穴あけ。 これが思ったより硬かった(笑)。 で、これまた手元にあった薄い透明なプラの板を小さく切って接着剤で張り付け。

最後に
iPod Blue LED

iTunesで音楽データの同期作業。 データは全部で58.71GB、8120曲。 全部聞くのに30日と7時間51分23秒。 どないやねん(笑)。

寝る前にセットして放置。 朝、起きてみると、無事同期が完了してました。 アクセスランプも綺麗に光ってます(笑)。

これにてiPodのHDDをSDカードに換装、終了!


©みぞ