文房具屋さんで直径5cmくらいの紙パイプを見つけたので購入。 これを厚さ5mmくらいにノコギリで切って、目の細かい紙やすりで綺麗に仕上げました。

そこにボール紙で「取っ手」を作って接着。 水性塗料で黒色に塗装してフレームの完成です。 フィルターを挟むため「取っ手」の無いフレームも作りました。

NDフィルターとはレンズにスモーク状のフィルターを被せてセンサー入る光の量を意図的に減らす物です。 これを使うとスローシャッターで撮影しても露出オーバーにならないので、動いている被写体は意図的にブレ、止まっている被写体はブレないので躍動感が生まれる効果があります。

で、今回は紙パイプを購入した文房具屋さんでグレーの書類入れを見つけたので、それをフィルターにしてみました。 取っ手のついたフレームに合わせて切り、接着。 で、取っ手のついていないフレームを被せて接着。 これで完成です。

クロスフィルターは「点光源」を撮影したとき、「光の線」をつくりキラキラさせる効果があるフィルターです。 こちらのサイトで配布している自作キットをありがたく使わさせていただきました。

型紙を印刷して、その上に100均で購入したプラバンを乗せ、型紙通りにカッターで溝をつけていきます。 その後はNDフィルターと同じように、取っ手のついたフレームに合わせて切り、接着。 で、取っ手のついていないフレームを被せて接着。 これで完成です。

製作している途中、カメラのレンズとフィルターの距離は最小になるようにした方が良いかな、と思い2号機を製作してみました。 紙パイプを切って紙やすりをかけて、ボール紙で取っ手をつけて、と2回目だと手際よく出来ますね。 イロイロ試すかも、という事で3個作りました。

今回はフィルタを紙パイプで挟まず、底面にボンド付けです

これでカメラのレンズとフィルターの距離が最小になりましたが、ちょっと強度が心配です。

スマフォのカメラだとなかなかマニュアル調整が出来ないので苦労しましたが、左のような写真が撮れました。 但し、撮った後の写真はパソコンで色やコントラストを少し補正しています。 水しぶきなどが良い感じにブレてますね。 いやー、面白いです。

カメラのレンズとフィルターの距離は問題になりませんでしたが、2号機は持ち運びの途中でフィルターとフレームの接着が外れてしまいました。 やはり強度的に厳しいですね。

クリックすると大きな写真になります。

クロスフィルターでもイロイロと撮影してみました。 やはりなかなか細かくマニュアル調整が出来ないので苦労しました。 特に光の加減によって、カッターでつけた溝がぼんやりと写ってしまいます。 という事で、アプリで出来る範囲で少しづつ調整値を変えながら撮影し、なかなか良い感じに撮れたのが左の写真たちです。

ちょっとボケた感じもありますが、光の線がきれいに出ていて面白い写真が撮れました。

という事で、簡単にフィルターを作ってみました。 強度的にはなかなか不安がありますが、ソフトで加工するのとはまた一味違った写真が撮れるのは面白いですね。