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小さなMIDI音源の製作

Update : 2024/5/20

VLSI Solution社のVS1053bを使って小さなMIDI音源を作ってみました。
QFPパッケージなので久しぶりに基板も作ってみましたが、イロイロとミスしてます(笑)。


回路図、基板図
回路図 基板図 基板図 基板図 基板図 回路はデータシートに載っているサンプル回路から必要な部分だけを抜き出しました。 割と製作している方が多く、ネットに情報も多いので簡単ですね。 と、油断したのが後々... フォトカプラは東芝のTLP2304です。 VS1053b、水晶振動子と共に秋月電子通商から購入しました。

VS1053bがQFPなのと水晶振動子もあるので、専用基板を作成しました。 KiCADでスイスイっと設計してネットで注文。 便利な世の中です。

なお、発振回路のコンデンサC18、C19が18pFになっていますが、これは適当です。 良い子はちゃんと実機で負性抵抗を測って調整してください(笑)。

生基板
生基板 ポチっと注文して2週間ほどで届きました。 基板製作の注文先は老舗のELECROWです。 何回か使ってますが、今回もバッチリ、綺麗に出来てます。

奥の基板は別の製作の為の基板です。 ちょっとミシン目が雑だったので、基板を割ってからヤスリ掛けを頑張りました(笑)。

間違い
回路図 基板図 部品をはんだ付けして動作確認。 ドキドキしながら電源投入... 動きません(笑)。 なんでかなーと調べてると、イロイロと回路にミスがある事を発見しました。 フォトカプラのアノードとカソードが逆で、さらに電源を+3.3Vの接続してました。 ちゃんとデータシート読んで注意深く設計しないといけません(笑)。

という事で、左上が正しい回路図です。 作った基板の修正も、左下のように割と簡単に出来そうです。

修正済基板
修正済基板 という事で、チャチャっと修正しました。 で、再びドキドキの電源投入... 無事に動作しました!

やっぱり音が出たときは感動しますね(笑)。

完成!
完成 完成 完成 今回はケースに入れることは考えておらず、上面のアクリル板とスペーサーだけのシンプルな構成です。

電源として使用するUSBケーブルを接続、PCとMIDIケーブルで接続、そして音声ケーブルを適当なアンプに接続し、PCからMIDIデータを流し込むと音が鳴ります。

という事で、大昔に作成したMIDIファイルを少し手直しして、演奏させてみました(笑)。 ドラムやソロもちゃんと打ち込んでいて昔は時間があったんだなぁ(笑)。 そんなこんなで、小さなMIDI音源が完成しました!

おまけ
おまけ MIDIデータを流し込むと、基板上のLEDが信号に応じて光ります!


©みぞ